先述の通りベルガモットバレーの女王であるが、政治にはほとんど関与しておらず統治は各自治体任せ。そのうえ本人も全くと言ってよいほど王宮から出ようとせず、もっぱら「遠見の魔法」を用いることで世界各地を眺めていたようである。ただし遠見の魔法には他の利用目的もあったようで……?
いわゆる「のじゃ」語尾とはまた違う古風な口調が特徴的
*2。声と相まって聞いていると非常に落ち着くこと間違いなし。苛烈な面はなく穏やかな性格で、また何だかんだ女王らしく愛国心も相応に強い。団長や花騎士相手にも年上として優しく諭すように接してくれるが、一方で自分のことを年増と自嘲したり愛や恋を夢幻として否定している側面も。特に後者は彼女のキャラクタークエストの内容が大きく関わってくる。
第4回人気投票イベント「才華祭ノーブル・グレイス」の開催地はベルガモットバレーだが、これは引き籠りがちなシュウメイギクを外へ出そうと画策していた侍女
コリウスへの無茶ぶりが発端。要は「自分を外に出したければかつて廃止された祭を復興してみせよ」ということらしい。結果として祭は見事成功を収め、シュウメイギクも王宮の外へ足を運び広い世界を知ったところでイベントは閉幕する。
決して引き籠りの更生物語ではないのであしからず……
このように中々王宮から出ようとしない彼女ではあるが、意外とトレーニングなどは行っているらしい。またお迎え時の口上から察するに政治だけでなく魔術、武術、剣術にもそれなり以上に精通しているようだ。まさしくパーフェクト女王様である。
コリウスや護衛の
ガジュマルを非常に大切にしており、特にコリウスは赤ん坊の頃からの付き合いである。そのため彼女らには実の母親のように慈愛を持って接する一方で、
花騎士4コマ劇場では自由過ぎる彼女たちによってオチ担当にされてしまうことも。
第69話(ガジュマル編)
第70話(コリウス編)
……なお、察しの良い方はここらで疑問に思われたかもしれない。『自称年増で、しかも10代後半以上だろうコリウスの事を幼い頃から面倒見ている彼女は何歳なんだ!?』、と。
一部の花騎士には外見年齢と実年齢が大きくかけ離れたキャラが存在する。そういったキャラの多くはロリ+百歳単位の属性を併せ持ったいわゆる『ロリババア』だが、では明らかに成熟したお姿のシュウメイギクは一体どれほどの年齢なのか。ズバリ核心に迫る言及こそないが、言動や周囲との関係から推測するに30代半ばはまず間違いないだろう。そこから40代後半までが可能性として有り得る範囲と考えられるか。
何にせよ貴重な『ロリではない年上キャラ』なシュウメイギクは、
余裕ある大人の魅力というのを存分に我々へと知らしめてくれるはずだ。そうでなくともこの記事を読んでいる団長諸君は、きっと心の中でこのように感じてくれたはず。
貴女のような美しすぎる年増があるか! むしろ大歓迎です!