マメ科シャジクソウ属の多年草・・・の白い種。
白詰草以外に、近縁の桃色白詰草、紫詰草、
紅花詰草などがある。英語ではこれらシャジクソウ属をまとめてCloverと呼ぶ。和名のツメクサはオランダから来たガラス製品のプチプチシートにされていたため。他の種も含めて3枚葉の植物を「シャムロック」と呼ぶ
SW2.0民なんかは聞いた覚えもあるかもしれない
北米版ではCloverにまとめられてしまったようで、シロツメクサを指すために「Bianca Clover」(白いクローバー。ビアンカはイタリア語で「白」)という名前を採用している。
ヨーロッパ原産だが日本の気候にも適応してよく育ち、すぐに繁殖する。そのため身も蓋もない表現をしてしまえば「正直見慣れすぎて見向きもしない一般的な雑草」。特別な存在、変わったものにこだわるのはこのアンチテーマだろうか。
地表を這うように生育し、花のために高く上げた茎でもせいぜい10cmや20cmにしかならない小型の草。学名Trifoliumの語源でもある3枚一組の葉が特徴的で、成長途中の刺激によって新たに芽ができるといわゆる「幸運の四葉のクローバー」になる。
人工的に葉を増やすことも可能は可能で、56つ葉とかいうギネス記録も・・・あって何の意味も特になさそうだけど一応ある。
3つの丸い葉という特徴はまずクローバーであろうと考えるほど帰化後は馴染み深くなっており、
カタバミなどの同じ3枚葉の特徴を持つ草と混同されやすい。
シロツメクサには茎を中心とした白い輪状の模様が一本入っているので、これを目印に見分けられることと、カタバミの葉はハート型をしている。
わざわざやろうという人もいないだろうが、とりあえず蜂蜜を収穫して食べられる程度には無毒である。