ウィンターローズ所属の☆6
突属性キャラクター。
「緊急任務 お茶会は海風に吹かれて」にて、
ミカン・
キウイ・
パイナップルと共に登場した。
ちなみにビワとこの三人は
幼馴染の関係にあたり、昔はブロッサムヒルで共に時間を過ごした間柄である。
天女を思わせる姿と薄紫色に輝く髪、幼さを残す端正な顔立ち、そして常に抱えた琵琶が特徴的な少女。
また穏やかでゆったりとした話し方や、
独特なウィスパーボイスも印象に残りやすい。
その個性的な声は結構好みが分かれそうであるが(実際、記事作成者も最初は戸惑った)、
彼女の様々な語りを耳を傾けていけば、この声がビワのたおやかさ、
ミステリアスさをより強く、より深くしていることに気づけるだろう。
なお彼女のボイスはその喋り方もあいまって、比較的長めなものが多い。
なので心に余裕を持って楽しむことをお勧めしたい。
個人的には夏ボイスのとけそうな声が非常にツボ
「あ、団長だ。
え?ビワがここで何をしていたのか?
……まだ秘密。ふっふっふ」
ビワの秘密、もっと知りたいですか?
性格はおっとりとしていて温厚。
基本的にはおしとやかなお嬢様、といった雰囲気だが、
「ふっふっふ」「ほっほっほ」という古風な笑い方をしたり、
かと思えば子供らしいあどけなさやお茶目さを見せたりと、掴み所のない魅力も持っている。
冒頭のセリフのように"秘密を作ったり打ち明けるのが好き"という一面も持つ。
但し打ち明けた方がいい秘密と打ち明けない方がいい秘密はしっかり区別しており、
決して口の軽い子というわけではないので誤解なきように。
秘密を打ち明けるのは彼女なりの親愛を示す手段なのだろう。
ちなみにこの一風変わった趣味の裏には、彼女がお姉さまと慕うミカンとの大事な思い出が眠っていたりする。
好きな食べ物は落雁、嫌いな食べ物はマカロン。
落雁は季節ボイスでも何度か触れられており、
その度に彼女の年相応の無邪気さ、可愛らしさを堪能することができる。
一方でマカロンについては本気で大嫌いらしく、七夕の際にはついつい
「マカロンがこの世から無くなればいい」と短冊に書いてしまい、
思わず恥ずかしがる姿も見られる。かわいい
武器は肌身離さず持ち歩いている琵琶。
その音色に共鳴した自然が助けてくれる……のかと思いきや、そこはさすがの突属性。
弦の先から出現させたビワの実のような何かを銃弾のように飛ばすという、
意外とアグレッシブな攻撃手段を用いる。
更にスキルでは同時に4つも出現させ、どこぞのイタリアのギャングのように縦横無尽に操ってみせる。
???「4発……どういうこったよ、こいつはッ……?4発しかねーぞ、おい!」
……まぁそれも彼女の演奏技術が為せる芸当なのだろう。
事実、ビワの奏者としての腕は相当なものであり、演奏を耳にした団長もすぐさま聞き惚れてしまうほど。
また本人曰く、彼女の演奏には心だけでなく、病も癒す力があるらしい。
やっぱりスタンド使いじゃないか
そんな卓抜な技術の裏にも様々な思い出が隠れているのだが……
それは団長諸氏自身の目で確かめていただきたい。
攻撃時や喜びモーションだけにとどまらず、
庭園SDにも楽しげに琵琶を弾く専用モーションが存在している。
音楽隊の一員に、ボーカルやダンサーによるパフォーマンスの盛り上げ役に、
穏やかなお茶会のお供に、色々な場面でそっと華を添えてくれることだろう。
「団長、誰か来るの?
……どんな人が来ても、私のこと、見ててくれる?」
ここからは余談になるが、彼女はなかなかに高嶺の花で、罪な女の子でもある。
彼女のイラストを担当したもねてぃ女史が
10万つぎ込んだものの姿を見せず、
その結果を受けて"もねきる"という動詞が生まれているとかいないとか。
*1
おーぷん内でもG77というIDの団長が、
20万近くつぎ込みながらも結局お迎えできなかったという実例を披露し、
改めてお花のガチャの闇を目の当たりにした団長達は、その凄惨な現実を前にただただ打ち震えたという……
みんなも青天井なじゃぶじゃぶは、やめようね!
さらに余談ではあるが、G77団長はビワ開花が実装された翌日、颯爽とおーぷんスレに再臨。
スレ住人がまたもじゃぶ沼にはまる不安
と期待とを抱きながら見つめる中、
55連目に無事ビワを射止めるというハッピーエンドに到達した。
普段は虹自引きにNGの言葉を浴びせる団長諸氏も、このときばかりはその勝利を温かく祝ったという……
*2
ビワ(枇杷)はバラ科ビワ属の常緑高木、およびその果実。音は同じでも滋賀県の琵琶湖とは文字が違う
ビワだけに楽器のビワを抱えているが、楽器のビワは湖のほうの「琵琶」の字を使う
楽器の話(関係ないので折り畳み)
東アジアのリュート系弦楽器の一種。日本のものはbiwaとされるが、琵琶全般の英語はpipa(おそらく中国語の発音に由来する)
音を出すのに使うのはバチで、中国の二胡やヨーロッパのヴァイオリンのような「弓」は無い
古くは弦が4本のものと5本のものがあったが、いつしか伝承されなくなり現在は4弦系の琵琶のみとなっている(正倉院に一本だけ5弦ビワの現物が保存されている)
中央アジアのバルバットという楽器が元になっており、西アジアではウード、ヨーロッパではリュートへと発展した
いずれも卵か洋梨を縦に半分にしたような胴が特徴の木製楽器である
バチの形は扇や
イチョウの葉に近い形をしている
日本のビワの特徴として、フレットを増やさず演奏者の手の力加減による調音、バチを大きくして一度の発音を重視する方向に進化している
ビワの原産地は中国で、日本国内では四国・九州に自生する
整形しないで伸ばすと最大樹高10mほどになり、大きく艶のある葉は裏に産毛が生える
ビワという名前は楽器の琵琶に似た果実が生るためであるとされる
英語のLoquatは広東語での別名の発音から来ている
発芽しやすく観葉植物にもしやすいが、実生での結実までは7〜8年かかる
また成長も速いため、伸びられて困る場合枝を切って小さく整える必要がある
花は11〜2月に咲くが-5℃で枯死、果実も-3℃で死滅し自然落果するため、果実目当ての場合それ以上の気温の地域または温室を組んでの栽培となる
無事に冬を越した果実は春ごろに収穫される
未熟な果実・種子にシアン系の化合物が含まれ、過剰摂取でなければ極端に危険視する必要もないもののきちんと成熟した実を食べることが勧められる
農水省からも、実際に高濃度のシアン化合物が検出され回収に至った商品があるため健康食品として販売されるビワ種子粉末の摂取はしないようにというアナウンスが出ている
現在は農水省がお怒りなので自主検査のうえシアン化合物が少ないことが確認されたものが販売されているので、用法用量だけはしっかり守れば食べてもいいとのこと
生薬として枇杷の葉、また種も使われるが、科学的根拠が無かったり上記のシアン化合物が根拠だったりするため過信や過剰摂取は禁物となる
木材としてのビワは硬く粘るため杖や木刀として加工されることが多い