おーぷん花騎士まとめwiki - マツ

立ち絵

進化前進化後開花後

表情

進化前


進化後


開花後

SD


みなさまご存じマツさん
所属国家はリリィウッド、実装はFlower Knight Girl最初の年越しイベントとなる笑う花には福来る
日本古来の縁起物である元ネタを意識してか、服装は和服であり、使用する武器も和弓であるわきゅぅぅうう!どどどど!
オトモに鶴を従えており、頭の獅子舞面はSDでカポカポと口を動かしているハンマーが乗り物の世界で今更ではあるのだが
近頃スワンボートレースで毎回存在するオトモオンリー枠の一つとしてこの鶴が出場することも多いのだが、マルメロのベヒーやテッポウユリのチリリなど名前のあるオトモが名前で表示されているのに対して名前が出ないため、バンテイシの「青いワシ」などと同様名前を持たないオトモだと思われる
困っている人を助けることは好きらしいが、助けると愛の告白をされるとか?何をしたら人助けからそうなる・・・?
まあそこで当然断るのだが、それはそれで想像力が足りないと怒られて、なぜ想像力が足りないと言われるか想像できない
ちなみに通常移動も弓道スタイルの構えを取るほど全身が和で統一されているマツさんだが、好きな食べ物はなぜかハンバーガーそもそもハンバーガーという物が春庭に存在していたのか

公式ニコニコ生放送のクイズコーナーでもよく選択肢に名前があり・・・すぎて、今や選択肢に居ようが居まいがとりあえず「マツ」コメントが弾幕を作っていたり、ニコ生クイズ担当の人があからさまにネタ選択肢として仕込むある意味での名物花騎士となった
余談だが、最初にマツがよく選択肢にあったのは「2文字しか無いので打ちやすかったからとりあえず入れられたのでは?」という説がまことしやかに囁かれている
マツ弾幕で気になったなら、再復刻任務で入手してみよう



マツとは、マツ目マツ科マツ属の裸子植物の総称なので分類ページは一応APG(被子植物系統分類)をベースにしているため範囲外だったりします
日本では主にアカマツとクロマツが分布する
マツ属という意味でのマツの分布は広く、インドネシアからロシアやカナダの北極圏にかすめる地域まで北半球全域に自生する
この生息範囲は針葉樹としては最大で、ここからわかる通り温度耐性は耐寒耐暑両面で強い
ウィキペディア先生の情報では熱帯マツですら-10℃まで耐える耐寒性を持つのだとか
現在は植樹とその耐久性の高さでオーストラリア、ニュージーランド、アフリカといった南半球各地にもラジアータマツなどの種類がみられるようになっている
マツはいずれも大木だが、中でもアメリカのサトウマツやポンデローサマツは樹高80mというとんでもない個体が確認されている
ただし、成長する形に環境の影響が出やすく、盆栽や板の間など日本で見るマツの幹は大きく曲がりくねっている
枝は輪生、同じ高さから四方に伸びるが、幹の曲がった木でも同じため外見で枝の高さがよくわからなくなることもある
幹枝の先端には次の枝となる冬芽が数個ずつ出来、夏〜秋で膨らんでゆく
この冬芽の様子、色や大きさに毛の生え具合によって個々の種が区別できる
樹皮は厚く、多くの種でひび割れを起こす。色は赤、黒、あるいは灰色
葉は細く尖ったイメージが強いが、子葉を含め初生葉、鱗片葉、尋常葉(針葉)という合計4種類の形態がある
子葉は言わずもがな「ふたば」のこと、初生葉も子葉の次のごく若いマツのものなのであまり見る機会は無い
鱗片葉は枝を覆っている割れた樹皮に見えるもの、尋常葉は見慣れた松葉で、自分で種から育てるのでなければこちら2種を主に見ることになる
挿し木や接ぎ木でも増やすことができるが、マツの接ぎ木は難易度が高いことで知られる
尋常葉の断面は必ず扇形で、一つの枝先の葉全てを集めると円になる・・・らしいそんなによく見たことなかった
尋常葉の長さも種ごとに違い、アメリカ南東のダイオウマツやヒマラヤマツでは40cmを超える。ヒマラヤの種がこれだけ長い葉を持っているが、一般的傾向としては葉が枯れるまでのスパンが長い温暖地の種のほうが成長期間の分だけ長い葉になるそうな*1
日本で見られるマツの葉は2、ないし5で、3葉のものは自生していないが過去に分布していたとされる3葉種の化石は発見されている
2、3葉のマツは2つの維管束を持ち、5葉のマツの葉には維管束が1つである傾向がある。北米・アジアには傾向から外れる2葉1維管束の種も確認されている
葉のあたりから雌花、枝の根本付近に雄花をつける雌雄同株で、花粉を風で枝先へ届ける風媒花である
そのため、マツ花粉は風船のようなバルーンバイン垂涎の袋を二つ持ち、風に乗りやすいようになっているまるで水分子
その後にできる球果が乾燥し落下したものはよくご存知の松ぼっくり。こちらも遠くまで種を飛ばすための構造になっており、種に余計な水分=重りが付くのを防ぐため濡れると閉じ乾くと開くようになっている。種にも飛行用の翼がついている
この開閉は乾くとものすごく縮む繊維とそうでもない繊維の二層構造になっていることで起こり、汗に濡れると風通しがよくなるスマートファブリック生地のコンセプトのモデルになっている
松ぼっくりの落下も一様ではなく、離層が枝と果柄の間、果柄と実の間、あるいは一部の種では一番根本の鱗片数枚を残す形で形成されたり、逆に形成されにくくずっと枝にくっついたまま何年か過ごすこともあるという
マツは根からの栄養吸収を一部の菌類によって補強してもらい、光合成産物を分け与える共生関係を築いている。それがマツタケ、ショウロ、アミタケなどである
なお、マツタケの生育に関しては何もかもさっぱりわかっておらず、同じ場所の同じ木でも生えたり生えなかったり、養殖しようとなるとなおのこと育てるのに必要な条件がさっぱりわからない難儀なやつである
もちろんマツに生えるなら全て共生できるわけではなく、サビキン類やマツノネクチタケなどが生えてしまうとマツがダメージを受け、最悪枯死もあり得る
栄養があるのか害虫関係も無駄に豪華で、ハバチ、アブラムシ、カイガラムシ、カミキリムシ、キクイムシなどが寄ってくる他そいつらを食べにサシガメやアリも群がる
名前の由来は諸説あるが、いずれも神や縁に由来する縁起物としての性質が強い。英名pineもラテン語pinusが語源だが、そのpinusがギリシャ神話の妖精ピュテス(松に変身した逸話がある)に由来するとする説がある
日本だけでなく東アジア圏では神が降りる木や不老不死の象徴といった縁起物・神聖物として扱われることが多い。イタリアでも珍重されるという
モミノキをクリスマスツリーにする風習はドイツが発祥らしいが、マツ科でもモミ属の分布が限られるため代わりにマツを使う地域があるという
日本においては並木、材木として利用される。日本式の城にもよく植えられているが、こちらは景観のほか籠城戦になった時に松ヤニから燃料を得られたり、マツの実を中心に非常食にすることも目的にあったとされる
食用利用としてはジンや日本酒の香りづけからロシアでは未成熟な球果を砂糖で煮付けヴァレニエ(ジャムのような物)にして食べるなど現在も現実的に行われる
松ヤニはたいまつに松という字が入っている理由と考えられるように可燃性油脂の量が多いのに加え、長野の一部地域ではあかぎれの薬に使用される
最初は透明〜黄色の液体だが、揮発しやすい成分が飛ぶとねっちゃねちゃに固まる。油なので水には溶けず、溶かすには油か有機溶剤系がいい


松との関係はまったく無いが、松ぼっくりに似た外見の果実という理由で食用アナナスを松の果実(Pine Apple)=パイナップルと呼ぶ
パインアメなど単にパインというとパイナップルを指すことが多いが、本来マツの英語名である