古来、宮廷において女性に何らかの官職を与え、君主や后妃の日常の雑役に就いたのが始まりとされ、男子禁制とされる後宮や后妃の私生活の管理には女性の官僚が使用されることが多かったので女性官人を「女官」と呼んだとのこと。また、三人官女は優秀で選ばれた女性のみがなれる役職。
それぞれの持ち物は上から三方(さんぽう)、長柄(ながえ)、提子(ひさげ)である。
因みに、彼女たちをひな壇の順に並べると、頭の桃の花が内側に集まるようになる。
そんな彼女達だが、絵師さん曰く一人ひとり性格が違い、左からドジっ子、しっかり者、のほほんっ子とのこと。
余談だが、雛人形の三人官女だと三方(さんぽう)を持っている娘が一番偉いらしく、眉がなくお歯黒をしている。