休暇中でもなんだかんだ害虫退治をやってしまってお疲れの騎士団宛てに慰安旅行へ招待する手紙が届く。
差出人はナズナの旧友、「七草乙女団」。
待ち合わせのベルガモットバレーへで合流したのはセリ、ゴギョウ、ハコベラの3人。残る3人は多忙でスケジュールを合わせきれなかったらしい。
目的地は街の温泉ではなく、どこにあるか不明で行く度に場所も変わると言われる秘湯「生命の湯」。怪我や病気どころか不老不死にさえ効果があるとまで噂されるその温泉で疲れを飛ばしてもらおうということらしい
その割に場所が確定しなくて旅になっているが気にしてはいけない
いろいろ空気を読まない登場で手合わせを迫るユキノシタにスルーを決めこむ気であしらおうとするセリだが、煽り耐性がなかった・・・
ナズナ以外温泉探しからはずれることにツッコミさえ入れないが、時間は大丈夫なのか!?
ちなみにユキノシタは武者修行で来ていたとのこと。つまり目的通り。
温泉探しの目的を教えると、偶然見つけていた温泉を教えられる。・・・が、どうもセリやゴギョウにとってはやっぱりKY行動だったらしい・・・?
温泉は気持ちよかったが、本物ではないかもしれないので、引き続き捜索する。なんか強引だな・・・
すると「突然」ユキノシタが暴れ出し、ナズナにも襲いかかる!
ナズナ脅威の回避術!
勢いのまま足を踏みはずしたユキノシタ!を掴むナズナ!を支える団長!を引っぱる乙女団!
見事に全員揃って崖下に落ちました。
足といっしょに口も滑りました
ナズナのお怒りをスルーして水の音を聞きつけるユキノシタ。ついて行くと温泉が湧いており・・・
いや生命の湯凄すぎない!?
なっ、ハコたん・・・一体なにを・・・っ
!!?
一方ユキノシタは揉めてる間に一人さっさと温泉に浸かるつもりでいたが、やっぱり出るんですね、害虫がね・・・
キャーじゃねえええええ!
乙女団はナズナに参戦するよう言うが、ナズナは拒否。
なぜそんなことを言ったのか・・・それは、七草乙女団の約束に理由があった。
「乙女団みんなで花騎士になる」―――――かつて、騎士団に西の荒野で救助された時に交わした約束。
団長補佐になったナズナはひとり、ただ一人乙女団で花騎士にならなかった。
乙女団の本当の計画は、秘湯探しという正規騎士団が持て余す案件を解決させ、ナズナを花騎士に推薦すること。
だから先に温泉を見つけたユキノシタは都合が悪かったのだ。
空気は読まないフリーダムキャラだからって役回り損じゃない?
しかし―――ナズナは語る。
花騎士の道を諦めたことは残念だが、団長補佐の仕事に不満は無く、今の自分に後悔もしていない、と。
つまり、ナズナ本人にとってはむしろ乙女団の計画そこがKYだったというオチ。
ともあれこれでようやく気兼ねなく温泉に浸かれる。今溜めた疲れもまとめて吹っ飛ばそう・・・