最終更新:ID:O0qacTqjKA 2019年08月17日(土) 22:25:24履歴
ベルガモットバレーの茶道の名家に生まれ、生まれが四番目で縁起悪いからという理由で軟禁された花騎士
客観的には名家のお嬢様が大事に囲われているようにしか見られず救いがもたらされることはなかったため、じゃあこっちから出ちゃえで花騎士となった
また、この経験から屋敷の外の情報は書物と伝聞に頼った、事実上ゼロともいえるもの
こうした経験は「大切な人物から愛情を注がれない」という形で彼女の根底に深く染み込んでしまった
なので、裏切られるぐらいならいっそ自分から離れてやれと悪態をつくようになり、意識して素っ気なく振る舞う
と、思いきやめちゃくちゃちょろかった
団長がちょっと話しかけるだけでも嬉しくてニヤニヤしまくる有様、これまでのツンデレーズなどに比肩するちょろ甘なセリフを連発する
当然照れ隠し用の口実を使ってあれやこれやと団長を誘うような言葉も多く、すぐに心配したりデートしたがったりまったく隠せていない
なお、腹が膨れない茶菓子は嫌いな様子
チャノキ
我々日本人には実に馴染みの深いものである。言ってしまえば花の咲く時期にしか興味を持たれない桜や梅よりよっぽど年中触れる、米と並んで目を向けるほどとさえ表現しうる。
分類上、親戚はツバキやサザンカ。同じツバキ科ツバキ属になる。現在の分類ではツバキ属に編入されたが、かつてはチャ(茶)属であった時期があり、実はツバキ科の学名「Theaceae」の由来はチャ属の「Thea」。
茶の「木」というだけあって木質。アッサム自生種のアッサムチャは10mを超える高木に育つとか。京都や静岡などの茶畑では通常、栽培・収穫のしやすさを優先し、腰ほどの高さ(およそ1m)に刈り込む。耐寒性が高いものではないが北海道でも栽培は可能。
お茶としては世界のどこの言語でもだいたい「テー/ティー」か「チャ/チャイ」と似たような発音が使われる
「Tea Tree」や「Tea Plant」と呼ばれ、茶飲料として使用される植物はやたらめったらあったりするが、ちゃんと「茶」であるのはこの種(別に麦茶やらティーツリー茶がちゃんとしてないわけではないんだけどもウィキペディアもチャノキの煮出しが茶だって言ってるし・・・)
チャノキなんてずいぶんざっくりして、いったいどの茶の原料なんだと思ったそこのあなた、答えましょう。割とたいがいのお茶の原料です。
と、いうのも、まず代表的なところで言うと日本の緑茶・中国のウーロン茶・欧米の紅茶、これ全部チャノキです。(※イギリスなど紅茶文化圏ではウーロン茶は紅茶の一種として販売されています)
紅茶の場合、ひとくくりに紅茶と呼ぶものの品種は多種多様だが、実際には産地あるいはブレンドの違いである(アッサム、ダージリン、ニルギリなど(インド)、セイロン=セイロン島(スリランカ)、スマトラ、ジャワ(インドネシア)といった品種が産地ブランド品種、イングリッシュブレックファスト、アールグレイ、プリンスオブウェールズなどがブレンドや香り付け品種)
ちなみに、ブレンド系紅茶で挙げたアールグレイ。これは
次に、抹茶・煎茶・番茶。これらの日本茶もチャノキの生葉から作る茶。抹茶は細かく粉砕して湯に溶かしたもの、煎茶は新芽のみを煮出したもの、番茶は茎や大きくなった葉も含めて煮出したもの。玉露やかぶせ茶(あと一応番茶も)は広義に煎茶に含まれる。
さらに、プーアル茶などの中国茶。俗に6大とか7大とか言われているものは全て茶葉。発酵の方法や期間が異なる6種類の分類、および花の匂いを緑茶に移したもので7大茶。
そしてインド・ネパール〜北アフリカのチャイなど・・・は、まあアッサムやらダージリンなんかの原産地近辺でごく自然に発達した茶の飲みかた。紅茶ベースでミルクを入れてみたり食べ物を入れてみたりするぐらい。
逆に、茶葉ではない、いわゆる「茶ではない茶」(哲学)も多数存在する。
夏の友麦茶を筆頭に、ジャスミンなどハーブから作るハーブティー各種、ドクダミ、ゴーヤ、マタタビ、動物性原料としてはハブ茶など、やろうと思えばなかなか無節操になんでも茶になる。中国茶にも甜茶というチャノキ以外の植物から作った茶の総称が存在する。
その懐の広さたるや、
チャノキ実家のお家芸である茶道では主に抹茶を使用する
湯を沸かし、茶を点て振る舞うことおよびそこから発展した芸道のこと
元は呼び名が統一されておらず、茶湯(ちゃとう)、数奇道、茶の道などの名で呼ばれたが江戸時代になって茶道に統一されたようだ
また、江戸時代には煎茶を使う煎茶道も発生・発展している
茶道といえば一般には少人数を招待し、同じ椀で同じ濃茶を回し飲む「茶事」形式がよく知られる
他に、茶事の中で屋外の景色を茶室替わりにした野点(のだて)や机と椅子を使う立礼(りゅうれい)、大人数で行いいくつか行程を省略することもある大寄せ、神前で捧げ物として行われる献上茶事(献茶)、流派のその年を占うために壺で保管していた5月の茶葉を10月末〜11月末に点てる口切り茶事がある
チャノキが武器にしている物体は、見て理解はできるだろうが、茶を点てる時に椀の中をかき回すための茶筅(ちゃせん)
現在は金属やプラスチックで作られたものも売られているが、元は竹で作るものである
淡竹(はちく)を原材料とし、煮沸で油を抜いた後よく乾燥させたものを加工する
この加工が繊細で、節を挟んで12cmほどの長さにしたものを片側だけ薄く細く切っていき、さらにそれを交互に内外へと曲げる
削いで割いているという性質上折れやすいため、使用時は水かお湯に浸けて馴染ませることで柔らかくする
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