風雲！逆転カラクリ城で実装された☆5のデコ娘
姫を自称するが実際はベルガモットバレーのいち領主の娘
立場に見合う威厳を出したいのか少々強いめの発言こそ多いが、単なる高圧的な高飛車お嬢様とはまた趣が異なる
世間知らずなためか姫アピールとわがままが出るもののノブレス・オブリージュの精神を持ち合わせるためいざとなれば何よりも民の人命を守りに動く
領主ではない実際に国全体を治める女王
シュウメイギクが憧れの人物
ピレスラムとは、シノニムとして認められる旧属名
Pyrethrumで、現在
Tanacetumに分類される「シロバナムシヨケギク」のこと
虫除けの漢字を入れ替えて除虫菊(ジョチュウギク)とも呼ばれる
CMでたまに聞くあの「ピレスロイド」はピレスラムに由来する成分である
胚珠にピレスロイドであるピレトリン�気鉢兇鮹羶瓦箸垢觧γ鄒�分を持つ
日本への伝来とちょっとだけ長い殺虫剤のお話
1886年(明治19)、博物学者の田中芳男が送った種を使い、東京衛生試験所薬草園で栽培・採種
1888年5月には製粉し、ハエやノミに有効であるという結果を得る
当時和歌山で
ミカン農園をしていた上山英一郎が、偶然観賞用として栽培していた
後にこのキクに殺虫効果があることを知った彼は殺虫剤として栽培を始め、除虫菊粉を販売し大きな利益を得る
この時生まれたのが、日本古来の防虫である蚊遣り火に除虫菊を混ぜた「蚊取り線香」と殺虫剤大手メーカー「大日本除虫菊」である
大日本除虫菊？聞きなれない名前…
KINCHO 大日本除虫菊株式会社
その正体は誰もが一度は聞いたことがあるであろう金鳥である
キンチョールの裏面などで確認するとちゃんと書かれている
大日本除虫菊が社名、金鳥が商標と社名よりも商標のほうが有名になってしまっている…
創業の歴史など詳細なことは金鳥のホームページに公開されているのでスタミナ回復の待ち時間等に見てみよう
粉の製法としては七分咲き〜八分咲き程度の花(労力の問題で咲き揃ってからが多かった)を採取し、むしろに広げて乾燥させたものをブリキ等の防湿容器で保存しておき、必要量を焙炉でしっかり乾燥させなおして臼や薬研で粉砕していた
大規模の場合、一次乾燥にはベルトコンベア式火力乾燥機、粉砕には水力や電力を使用するつき臼を使用した
結構な手間になるので、化学合成できないかと研究が進むわけで
まず始めに、ピレスロイドに共通する「菊酸」構造を使って、合成ピレスロイドを得ることから始まる
より効率を求めて研究が進んだ結果、製法的な方面なのか効果的な方面なのかは知らないが、今の合成ピレスロイドは菊酸どころか共通する化学構造は無いという。・・・それピレスロイドじゃなくなってない？
ちなみに天然ピレスロイドであるピレトリンの発見は1910年、スイスはチューリッヒ工科大学のヘルマン・シュタウディンガーさんによるもの
何がすごいかって、人間やペットの犬猫など温血動物には無害な一方で虫の体内ではイオンチャンネルにイタズラして神経伝達を阻害する特攻キャラなのである
もちろん人間には特に変なところもないただの菊でしかないこの粉、農薬としてバラ撒いても安心安全、しかも光や酸素に弱いためすぐ分解される都合のいい奴なのだ
・・・だったのだが1996年に蚊で、他にダニ、トコジラミ、じょうじなどピレスロイド耐性を持つ虫が発見され、殺虫剤にはオキサジアゾールを混ぜるようになった
また、ピレトリンやシネリンは確かに合成農薬に比べ遥かに安全度の高い殺虫成分だが、大量に皮膚に塗ると皮膚炎や喘息、吐き気や下痢、頭痛といったアレルギー症状を起こすことがある
なんでそんなことになるまでべったべた塗った？
原産地はバルカン半島・イタリアの北東側対岸にあるダルマチア地方
背丈は60〜80cmで開花は5〜6月
多年草で、シロバナという名のとおり白い花が咲く。西南アジアにはアカバナムシヨケギクもあり、こちらは緋色
高温多湿は苦手で弱りやすいため、多少間引いて風通しをよくしてやるとよい
株どうしの間も分枝が多い特徴から30cm程度は空けておく
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