クルクマとは、ショウガ科ウコン属の学名
もうおわかりだろう、カレーイエローそのウコン、ターメリックこそが彼女クルクマなのだ
ウコン属には50種ほど分類されており、園芸で用いるのは主に
Curcuma alismatifoliaで、クルクマ・シャロームとも呼ばれる
香辛料として有名なウコンは
Curcuma longaだが、シャロームの根も同様に食用利用が可能
シャロームはタイ北部やカンボジアに自生する種で、ウコンやターメリックではなくクルクマと言う場合これを指す
日本での栽培は大阪で開催された花博で注目されてから大きく知名度を上げた
ショウガ科の花、ことウコン属において共通するのが苞葉で、いくつも積み重なるため花よりこちらを鑑賞する
ウコン属はビサクロンやクルクミンといった薬効成分を多分に含むため、食品のみならず生薬としてもよく利用される
クルクミンは黄色の色素としても働くため、サフランの代用として使用されることもあり、カラシや沢庵の黄色もターメリックで染色することがある
一方で過剰摂取による肝臓障害の可能性が指摘されており、また実際にウコンアレルギーの人がウコンサプリを常用したことで黄疸を含む酷い肝臓破壊症状が出たというケースがあるため注意が必要となる
ちなみに、ウコンは漢字で「鬱金」と書き、「鮮やかな黄色」を意味する。ターメリック染色に由来する黄色を鬱金色と言い
HTMLコード#FABF14で表される
チューリップを鬱金香と呼ぶのは、花の香りがウコンのような
埃臭さだからであるという