さて、元ネタのサカキはツツジ目モッコク科(ツバキ科とも)サカキ属の常緑樹。
漢字では神の木と書いて榊というだけあって、神事に使うものでもある。当然巫女設定はここから。
6月ごろに1ヶ所あたり最多で4つほどまでの花を束状に葉の下に咲かせる。
尖った枝先には神が宿るという思想のもと、若
マツやオガタマノキ、またサカキを神の依り代として捧げる。サカキの名は、ここから「人と神の世界の境の木」という意味であるとされる。
イベ金である
マイヅルソウの技花・装花の交換アイテムである「祈りの枝葉」はイラストを見る限り榊立てに立てられたサカキであると思われる。実物はウィキペディア(サカキ)の該当画像でも見ていただければ。
妹のヒサカキは関東以北でサカキの代用として供えられる類似種。ヒサカキはサカキに似ることから名前が付けられてはいるが、サカキ属ではなく「ヒサカキ属」の植物。
サカキとの区別方法は、葉の縁が滑らかなものがサカキ、ノコギリ状のものがヒサカキだとか。
ヒサカキの名前は「小さいサカキ」から「姫榊」、「サカキのようでサカキでないもの」として「非榊」と言われる
たぶん歴史が古すぎて、古事記とか日本書紀ができる前からあるとか各地でどっちなりと言われてたのが混ざったけどいつ混ざったか文献が無いとかそういう事情で確定しないんじゃないかな
サカキを本榊として、地方名でヒサカキをシャシャキ、シャカキ、下草、ビシャコなどの名で呼ぶこともある。その中には「ササキ」という苗字みたいなものもあったりする。