サンカクサボテン・・・どうも聞き馴染みがないサボテンだ
いやはたして本当にそうだろうか・・・
植物にはよく別名があるじゃないか?
こちらの名前なら、きっと一度は聞いたことがあるだろう・・・「ピタヤ」なら
え?知らない?じゃあ「ドラゴンフルーツ」なら?
ピクミン3にも出演
中南米の熱帯雨林に生える、サンカクサボテンを含むヒモサボテン属サンカクサボテン類の果実のことさ
スペイン語ではPitahayaと表記するが発音はピタヤあるいはピタジャ。ピタハヤと発音するためにPitajayaと書く場合もある
栽培現場では主にピタジャかピタージャという読みが使われる
中国語では火竜果と書くの直訳した商品名がドラゴンフルーツで、ベトナムから輸出する時にされたものらしい
ゲッカビジン(クジャクサボテン属)が近縁種で、一部のクジャクサボテン属の果実が「ドラゴンフルーツ」という名前を付けられて売られることもある
果実は赤いものが一般的だが、一部黄色いものもあり日本ではイエローピタヤとして流通することもある
日本でも21世紀になってから栽培が開始されたものの、高温多湿な気候を好むため沖縄、奄美、九州が主な栽培地域となっている
とはいえ性質は頑強で、日当たりと水はけの良い土に植えれば栽培でき、気温8℃以下になる地域でも鉢植えで室内に取り込むことで越冬も可能なので観賞用の栽培も普及しつつあるらしい
注意点としては、自立する植物ではないため支柱が必要なことと、10mにも伸びるためある程度広いスペースの確保ができること前提の話になること
農薬や化学肥料は必要なく、原産国では花や葉肉も食用にされるため、その気になれば剪定した枝を調理して食べることもできる
受粉を手伝う動物が日本にいないため人工授粉しなければ果実はあまり拝めないようだが、市販のもの含め果実の食べ残した種を植えておき、保温と保湿をしてやれば簡単に発芽・栽培できる
ちなみに、スキル名だが、サンカクサボテンの別名として「三角柱」「百連閣」というのがある