「華麗なる黄金の味覚」のガチャ金。
自称して曰く「神様に愛されちゃってます」とのこと。
なお料理の腕は惨憺☆クッキング
彼女のカレーはもはや究極カレーとも違う、ムドオンカレーやハイポーションの分類であった。
その有様はムドオンどころかメギドラオンでございます。はじめ、彼女が厨房に入ればその後始末は近くに居合わせた花騎士何人がかりの総出、それはさながら地震の後の消火活動だった。
それはキャラクエ1でサンタンカ一人で鎮火に成功するまでに収まった。
しかし、そこに残った「ソレ」は・・・いや、もはやダークマターと呼ぶこともできないナニか。サビのかたまりを99個使用済みの「料理になるはずだったもの」はかの歴戦の団長をも、そう、害虫に斬られてさえ死にかけるだけで済むあの団長をも一撃ノックダウン、その視界をブラックアウトさせることに成功する威力。そんなものにそこらのちょっとした極限指定害虫なんぞが敵うべくもなく、「ソレ」を口に放り込まれた途端に絶命したのだ。
そしてそれは、害虫退治に自身の失敗料理を使ったその行動は、紛れもないサンタンカの成長の証。団長をノックダウンした経験をしっかり反省し活用した証拠。
・・・そう、彼女は、サンタンカは成長する。
次なるサンタンカの挑戦は事前に消化用に水を用意し、失敗を前提に材料も大量に用意した。
再びの、あ ん の じ ょ うの爆発の後、すんでのところを飛び出してきたサンタンカの手には小さな皿。
あれだけあった材料もどこへやら、できたのはクッキーがたったの2枚。
お気付きだろうか。
できたクッキーは、たったの2枚。
「クッキー」が、「無事なクッキー」が・・・「できた」、のだ。
ダークマターではなく、端のほう以外焦げてもいない、塩と砂糖を間違えもせず、確かにお菓子と呼べるものが、2枚。
爆発した厨房も、前は全壊していたところを半壊に抑えた。
頑張れサンタンカ、負けるなサンタンカ
いつの日にか普通の家事ができると信じて
バナナらしく隠す気はさらさら無い。