本名、井沢静江(イザワ シズエ)
天の川銀河、太陽系、地球、日本国に生誕した。
シズのお話
時は昭和10年代・・・1940年代。それはお船のゲームにとても馴染みの深い第二次世界大戦と呼ばれる一連の大戦争群の中でも特に太平洋戦争と呼ばれる、とある島国ととある工業大陸国家の間で発生した、大きな過ち。
※アニメでは第一話の序章にて流れるが漫画とは異なり正式な空襲名は上がっていない。
なお漫画では「『東京大空襲』って教えられてるんだよね」と語っていた
当時4歳の井沢静江は、母に連れられ空襲から逃れようと必死だった。
魔王レオンの召喚に応えてしまった彼女はその身体に「炎の巨人」イフリートを宿らされてしまい、自分の意志による行動を制限されてしまう。
「勇者」に負けたシズエ=イザワは彼女からとある仮面を譲り受ける。「抗魔の仮面」。体内に宿したイフリートの魔力を抑え、自分の意志での行動をするために必要なっものだった。
イフリートの制御ができるようになったシズエは、同じく召喚されて転スラの世界に来た地球の子供たちを集め、学校のようなものを開いて保護した。
しかしイフリートの制御はそういつまでも続けられず、自分を召喚したレオンにその真意を、自分をどう思っていたのかを訪ねるための旅に出る。あわよくばそのままぶっ殺すために。
その旅の途中、ある冒険者パーティーに同行して「ジュラの大森林」を開拓していたリムル達のところを訪れ・・・
ついに抗魔の仮面をつけていてもイフリートが暴走してしまう。
(暴走原因はやはり歳が重なり老化が進むにつれ制御できなくなっていった説がある)
リムルがイフリートを「捕食者」で捕食して暴走は止められたものの、シズの命はもう残ってはいなかった。
というのも、シズが学校を開く前、「爆炎の支配者」として活躍していた時期は半世紀も前のこと。リムルが転生した時期からも考えて、戦争を地球で生き延びていればおおよそ74にもなる老婆のはずだったから。
イフリートと同化していることで体が老いずにいたため、止められていた時間が一度に押し寄せる。
レオンへの詰問をリムルに託すと、死を悟った「少女」は静かに息を引き取る。
そこに居たスライムにできたのは、願いを受け止め、この世界に溶かさないようにすること。
ただ「捕食者」で幸せな夢に、遥かなるふるさとにまどろませてやることだけだった。
そして、「種族:人間」への「擬態」を獲得したリムルの姿は・・・ちょっと小さくて青いシズだった
(なお以降の出番は回想の1コマくらいしか登場してないため寂しいヒロインである。)
リムルはスライムなのでエネルギー量が増えると体積が増える。そのため、ストーリー進行に伴ってシズさんに近い美人に成長してゆく
擬態の年齢はある程度魔素によってコントロールでき、子供から大人まで、さらには外見の男女比も自由。でもベースの体がシズさんなので、大人・女性で条件付けしてみたはいいが大人シズさんになり罪悪感が勝って中断した。
転生したらフラワーナイトだった件にコラボキャラクターとしてやってきた「転生したらスライムだった件」の登場人物で、リムル(三上悟)と同じ日本人。ただし生まれた時代と転移した時代と転移した経緯は大きく異なる。
コラボ先であるアニメ版とシナリオのベースにしたであろう漫画版では教え子から教えられていたため、某りゅうおうを退治するRPGシリーズでよくダンジョンに1匹だけ居る会話できる青くてむにむにしたマスコット的モンスターが敵意がないことを伝えるために言うあの台詞のことを知っている。
(一番原作となるweb版では「スライムが喋った?それも悪い魔物ではないだなどと!」と、知らずに失笑した描写である。おそらく「日本人」を強調するためのシナリオ変更ではないかと思う)
普段は仮面を付けており、焼き肉もお団子もお茶も器用に仮面を付けっぱなしで食べる。スプリングガーデンでは割とはずすようだが、庭園Aではしっかり仮面を着けての食事が再現されている。
ちなみに、シズさんは1940年代日本の人物なので、食の好みは端的に言って「おばあちゃん」。肉や濃い味のものよりも煮物や焼き魚なんかの和食を希望する。
戦後の西洋的な食事を知らないとも言う
ゲーム内では後半ステージの勲章報酬としてのみ入手可能で、期間は実にたった一週間。
(おい誰だ「今ならシズもらえるよ!」なんて前半期間に広告したやつ!)
そのシズさんがいつの時代(漫画やアニメでいう生存時代のどの辺から)なのか一切わかっていない。
リムルが人間に擬態できること、シオン・トレイニー・ミリムの3人がリムルと行動を共にしていることから、リムル達はシズの死後の時間から来たのは間違いない。
ちなみにシオンとトレイニーは人間に擬態ができるようになったすぐ後、ミリムはその少し後に初登場なので、シズと彼女ら3人の間に面識はない。
リムルがスプリングガーデンになじんだ「大賢者」によって解析した結果、死亡前のどこかの時間から、時間が歪んで生きているシズがシズ死後のリムル達と同じ時間のスプリングガーデンに飛ばされたことが判明。
二つの世界がつながる空間の歪みができた時に時間も歪んだため、という原理らしい。
キャラクエ注意
シズさんの記憶にある限り、リムルと出会ったこと、自身の死の間際『捕食者』の胃袋に捕食するよう頼んだこと及びリムルに託した教え子とレオンについて託したことまでは「シズさんにとって経験したこと」だというのは間違いないようだ。
しかし、リムルが願いを叶えた、ということは死んだ後のはずなのでシズさんがシズさんとして肉体を持ってこうして居ること自体が矛盾している。
おそらくそのあたりが時間的な歪みであり、生前の肉体と死後の記憶がないまぜに巻き込まれたということにしたのではないかと思われるぶっちゃけそうでもしないとシズさんって出すに出せないぐらい最初期に死んじゃったし
故人になった後はどういう扱い?
web原作では教え子の一人「坂口日向」とリムルの戦闘で「大賢者」、もとい進化して「智慧之王(ラファエル)」のサポートを受けてリムルの中から思念体として降臨。その後も胃袋に残滓が居るかもしれないことが示唆されている。
4コマ漫画「転スラ日記」では第8話にて(お盆休みなのか)登場(しかし幽霊なので見えてない)
本家でも女性陣にいじられるかのように女衣服を着せられるという展開。(女装かよ)
シズさんが見た光景はリムル(人型)のバニーガール姿で逃げる光景だった…。
「日記」2巻でも空から見守るように登場した。
・・・まあ、焼き肉やマイホームに負けたり死にかけたりしているが。がんばれシズさん