おーぷん花騎士まとめwiki - シュウメイギク
わらわは……恋や愛は夢幻の如きものと考えておる。

緊急任務「才華祭ノーブル・グレイス」にて登場した、☆6魔属性のキャラクター。
そしてウィンターローズのノヴァーリス、ロータスレイクのハスに続くベルガモットバレーの女王である。
花言葉は「薄れゆく愛」、「褪せていく愛」など何処か不穏な言葉が並ぶ代物。
フルネームは長すぎるのかおーぷんwikiでの愛称(敬称?)はもっぱらシュウ様。シュウ様は本当に美しいお方……

立ち絵

進化前進化後開花後


 足の下まで届く程の長さの赤髪をツインテールにし、和風とも中華風とも取れる豪奢な衣装に身を包んでいる*1。衣装には所々実花となる秋明菊の模様があしらわれており、髪飾りにもその傾向が見て取れる。全体として元ネタに忠実で、かつ女王らしい威厳と美しさを最大限に引き立てる服装と言えよう。
 進化前の時点ではパッと見で露出は少ない方だが、豊満な胸元はしっかりアピールされているので一安心。また、スラっと伸びる綺麗なおみ足に目を引かれるはずだ。
 一方で進化後の方はさらに胸元が大胆になっており、今にも零れ落ちそうな胸元は見ていて眼福不安になること請け負い。だが何といっても印象的なのは、巨大すぎる炎の魔獣である。進化絵だけだと見えづらいが、副団長にしてHOME画面を見てみればその凄まじさが実感できることだろう。ぶっちゃけこっちが本体かもしれないレベル

進化絵+HOME画面の一例

表情

進化前


進化後


開花後



 SDは炎と灯篭にちなんだものが多く、どれもお花特有の緻密なSD芸によって圧巻の美しさを誇る。特に威厳マシマシな移動SDは必見。

SD

SD集

人物

 先述の通りベルガモットバレーの女王であるが、政治にはほとんど関与しておらず統治は各自治体任せ。そのうえ本人も全くと言ってよいほど王宮から出ようとせず、もっぱら「遠見の魔法」を用いることで世界各地を眺めていたようである。ただし遠見の魔法には他の利用目的もあったようで……?
 いわゆる「のじゃ」語尾とはまた違う古風な口調が特徴的*2。声と相まって聞いていると非常に落ち着くこと間違いなし。苛烈な面はなく穏やかな性格で、また何だかんだ女王らしく愛国心も相応に強い。団長や花騎士相手にも年上として優しく諭すように接してくれるが、一方で自分のことを年増と自嘲したり愛や恋を夢幻として否定している側面も。特に後者は彼女のキャラクタークエストの内容が大きく関わってくる。
 第4回人気投票イベント「才華祭ノーブル・グレイス」の開催地はベルガモットバレーだが、これは引き籠りがちなシュウメイギクを外へ出そうと画策していた侍女コリウスへの無茶ぶりが発端。要は「自分を外に出したければかつて廃止された祭を復興してみせよ」ということらしい。結果として祭は見事成功を収め、シュウメイギクも王宮の外へ足を運び広い世界を知ったところでイベントは閉幕する。決して引き籠りの更生物語ではないのであしからず……
 このように中々王宮から出ようとしない彼女ではあるが、意外とトレーニングなどは行っているらしい。またお迎え時の口上から察するに政治だけでなく魔術、武術、剣術にもそれなり以上に精通しているようだ。まさしくパーフェクト女王様である。

 コリウスや護衛のガジュマルを非常に大切にしており、特にコリウスは赤ん坊の頃からの付き合いである。そのため彼女らには実の母親のように慈愛を持って接する一方で、花騎士4コマ劇場では自由過ぎる彼女たちによってオチ担当にされてしまうことも。

第69話(ガジュマル編)

第70話(コリウス編)


 ……なお、察しの良い方はここらで疑問に思われたかもしれない。『自称年増で、しかも10代後半以上だろうコリウスの事を幼い頃から面倒見ている彼女は何歳なんだ!?』、と。
 一部の花騎士には外見年齢と実年齢が大きくかけ離れたキャラが存在する。そういったキャラの多くはロリ+百歳単位の属性を併せ持ったいわゆる『ロリババア』だが、では明らかに成熟したお姿のシュウメイギクは一体どれほどの年齢なのか。ズバリ核心に迫る言及こそないが、言動や周囲との関係から推測するに30代半ばはまず間違いないだろう。そこから40代後半までが可能性として有り得る範囲と考えられるか。
 何にせよ貴重な『ロリではない年上キャラ』なシュウメイギクは、余裕ある大人の魅力というのを存分に我々へと知らしめてくれるはずだ。そうでなくともこの記事を読んでいる団長諸君は、きっと心の中でこのように感じてくれたはず。

貴女のような美しすぎる年増があるか! むしろ大歓迎です!

キャラクタークエスト

 シュウメイギクのキャラクタークエストでは、どうして彼女が愛や恋を否定するのかに重点が置かれたシナリオが展開される。またベルガモットバレーの伝統なのか非常に重たい話となっており、読み応えのあるシナリオとなっている。

以下キャラクエネタバレ注意!

性能

 最初に断っておくと、☆6キャラに限って言えば誰を選んでも戦力になってくれるのが花騎士の良いところである。なので取り立てて性能を気にする必要自体はないのだが、それでも敢えて性能について言及するなら、このシュウメイギクはゲーム内でもトップクラスのポテンシャルを誇るのだ。



 スキルは全体に2.8倍の攻撃、これは標準的なスキルであり取沙汰する必要はないだろう。だがアビリティの方はそうもいかない。
 まず1T目スキル発動率1.65倍だが、これは昨今流行りの1Tキルパーティに非常に良く噛み合っている。このキャラと他に1.65倍持ちを同じパーティに入れれば、1.65+1.65という計算式*3により発動率に3.3倍もの倍率をかけられるのだ。スキル発動率がモノを言うこのゲームで、100%へ限りなく近づけられるのは大きな利点となる。
 加えて最初の1T目限定のバフと、後ろ二つのバフが乗算関係にあることも大きい。簡潔に説明すると多くのスキルは単純に値が加算されていくのだが、こちらは乗算なだけ上がり幅が大きいのだ。*4。初手1Tですべてを出しきる1Tキルパーティともよくマッチしており、シュウメイギク一人パーティに入れただけで目を疑うようなダメージが飛び出る事となる。

 このような事情から誰でもスキル発動率を底上げでき、かつ攻撃力も飛躍的に向上させられるシュウメイギクは汎用性において抜きん出た性能を持っている。もしスぺチケや虹メダルの使い道に迷っていて、かつシュウメイギクを交換候補に考えている団長は、是非交換してみてはいかがだろうか。

その他

 初登場時のイベントはなんとあの人気投票回だったのだが、その中でシュウメイギクは実装直後にも関わらず総合12位、さらにニューカマー2位ベルガモットバレー内2位という快挙を成し遂げている。前代未聞の順位と名誉を得た彼女だが、そのせいで自分が用意した景品を自分で受け取るというどこか間抜けな事態にも……

才華祭クエネタバレ注意!

余談

シュウメイギクはキク科ではなく、キンポウゲ科イチリンソウ属、Anemoneの一種
中国原産の帰化植物だが、学名ではA. hupehensis var. japonicaとなっているし英語でもJapanese Anemoneと呼ばれる
帰化したシュウメイギクの自生地である京都の貴船からキブネギクという別名を持つ(というより変種の中でこの貴船の自生種が狭義にシュウメイギクと呼ばれるものらしい)
半常緑性の多年草で、成長すると150cmになる
開花は8月半ばから11月で、色は赤紫系
夏の終わりに花茎が伸びはじめ、先端に1輪咲いたのを起点にフラクタル図形的に開花していく
イチリンソウ属によく見られる特徴として、シュウメイギクも花の扇形に広がる器官は花弁ではなく萼片が変化したもの
太く長い根から不定芽を伸ばして繁殖する
当然他のキンポウゲ科同様プロトアネモニンによる毒性があるので汁に触れるとかぶれる