マメ科ハリエンジュ属の落葉高木で、別名はニセアカシア
ニセアカシアという名前は種小名を直訳したものである
アカシアはアカシア属、ハリエンジュはハリエンジュ属、エンジュはエンジュ属で、同じマメ科でもそれぞれ属が違う
おいややこしいぞ副隊長!
さらに言うとこのエンジュは古く使われた「えにす」がなまったものである
で、ここから嫌になること言います
アカシアはだいたいニセアカシアです!
・・・もう嫌だろうけどアカシアはミモザです!
・・・察しただろうけどミモザはオジギソウです!
はい整理しましょうそうしましょう
1、まず、明治時代にハリエンジュが輸入されましたが、これを「アカシア」と呼んでしまいまして
2、欧州で
ミモザと呼ばれるギンヨウアカシア(これはアカシア)はややこしいので「ミモザアカシア」にしちゃいまして
悪化
3、本来ミモザとは本来
オジギソウの学名なのに葉が似てるからってフサアカシア(これはアカシア)をミモザと呼んでしまっていまして
オジギソウ(mimosa)→ミモザ(フサアカシア)→ミモザアカシア(ギンヨウアカシア)→ハリエンジュ(アカシア→ニセアカシア)という面倒な変遷が出来あがってしまった
しかも、これだけ面倒なことをしておいてぜんぜんアカシアと似ていないそうだ
英語ではLocust Tree(イナゴマメ)と呼ぶが、これはイエズス会の宣教師が福音書でヨハネが食べたイナゴマメだと勘違いしたためそう呼ばれるようになったとか
花と蜜は食用にでき、アカシア蜂蜜として出回ったりハリエンジュの花の天ぷらも有名らしい(このへんは攻略ウィキの情報ニキから受け売りなので筆者はよく知らない)
花以外は有毒で食用には向かない
そもそも木質でしょうがが、材木としては船材や木炭として利用される
根に成長点を持つうえ空気中の窒素を固定できるため、貧栄養土壌でも復活して成長できる
一方この生命力は侵略的外来種として危険視される要因にもなっている