緊急任務「光華祭トロピカルプリンセス」にて登場した、☆5魔属性キャラ。
数多くいる花騎士の中でも特に珍しい、リリィウッドの元老院の一人にして花騎士、という一際異彩を放った花騎士。
該当イベントや本人も言及しているとおり、花騎士が元老院の一員となるのは異例中の異例なのだとか。
ここ、おーぷんにおいては
この人や
この人に続く、名前を正しく読んでもらえない花騎士の一人。
どこぞのファイナルなファンタジー魔法よろしく、
プロテス様や
プロテガ様など、言われたい放題である。
まあ、最近のFFだとプロテスの上位魔法、「プロテア」が存在するのだが。
元老院と聞くと、どうしても
「堅苦しい」、
「行動が遅い」、
「保守的」、
「大体こいつらのせい」、
とあまりよろしくないイメージを抱きがちであり、そこに属する人々もまた、堅物だったり、黒幕だったりと、
やはりよろしくないイメージが付きまとう。
実際、悪者や老害扱いされるしな!
それはリリィウッドの元老院にも当てはまるらしく、メインストーリーやリリィウッドの花騎士たちの話を
ちゃんと見たり聞いたりしている団長諸氏においては今更説明することはないと思われる。
現場の花騎士たちからすると、ぶっちゃけ老害枠。
そのため、元老院所属の花騎士、という肩書持ちのプロテアもその可愛らしい立ち絵に反して、
先入観だけで堅物だったり、保守的なイメージを持ちそうではあるが、実際は元老院の中で改革を、
ひいてはリリィウッドを変えたいと願う、元老院きっての行動派。
保守的な元老院の中では何でも構わず発言し、それ故に
「嫌われている」とは本人の弁。
初登場のイベントでバナナオーシャンを訪れた理由も、最初は興味本位での訪問だったが、
途中から何かリリィウッドに活かせるものはないか、という視察も兼ね始めており、彼女の中の元老院やリリィウッドの意識改革をしたいという強さが見て取れる。
リリィウッドとは違い、やれること、やってみたいことはとりあえず何でもやってしまおう、
というバナナオーシャンの自由なお国柄にはいたく感動してみせた。
「バナナオーシャンってすごい!」
とは劇中の彼女の発言であり、その汎用性の高さから今日においてもおーぷんで使われる語録の一つとなっているとかいないとか。
また、花騎士とはいえ元老院の重鎮の一人であることには変わりなく、そのためか普段は護衛を付けて行動している。
その護衛の任を受けているのは(恐らくは)
キリンソウ一人なのだろうが、本来の人柄が良いこともあって、
本来の護衛とは別に
「プロテア親衛隊」なる組織が結成されている。
メンバーは
キリンソウ、
オトメギキョウ、
リカステで構成されており、イベントでも一緒に行動している様子が描かれている。
とはいえ護衛としてだけでなく、どちらかといえば仲の良い女子グループ、というイメージも強く感じられるのは、彼女たちの仲の良さからくるものだろう。
実際、プロテアを含め、一同の台詞には互いのメンバーのことを言及するものが多く、その仲の良さ、絆の強さを感じさせてくれる。
見た目は頭にある紅色のリボンが印象的であり、女の子らしいピンク色のドレス姿に、
威厳や高貴さを表すの白地にリリィウッドを表すような若草色の刺繍、金色の装飾付きの肩掛けと腰マント(パレオ?)として分けて身に纏っている。
花騎士としての美麗さを損なわず、元老院としての威厳さも持ち合わせ、かつ女の子らしさも忘れない、
まさしく
「王者の風格」を持ちつつ
「自由自在」な彼女らしい衣装といえるだろう。
性格面では、誰に対しても礼儀正しく、優しさと気品さを持ちながらも、可愛らしさが残る実に女の子らしいものであり、
元老院という集まりの中であっても自分自身を見失わない芯の強さも併せ持つ。
元ネタの花の花言葉にもあるように
「豊かな心」と柔軟な思考も持ち、周囲の意見にもきちんと耳を傾ける。
大人しいが正義感は強く、また意外と行動派という活発な一面も持っている。
そして性格とは違うのだが、ごく近い未来を予言できる、という能力を持っている。
この予言の的中率は今のところ100%であり、それを無理に変えようとするとよろしくないことが起こってしまう。
似たような能力持ちとしては
キンギョソウがいるが、彼女の能力はどちらかといえば予知、予感の類であり、所謂第六感と呼ばれるものであり、
それに対してプロテアの予言、予知は運命に該当する。
「どう違うんだよ?」と思われる団長諸氏も多いと思うが、キンギョソウの能力は良い予感でも悪い予感でも回避可能であり、
その行動に対するペナルティはない。つまり、良い予感はそのままに、悪い予感は回避できる、という柔軟性に富んだ能力であるといえる。
半面、その予知や予感は曖昧であり、本人であっても正確にどんなものであるのかは実際に起こってみないと分からない予知や予感がある、というデメリットもある。
対してプロテアの予言、予知は同じく曖昧な時もあるが、連続して見ることで次第とはっきりとしていき、かつその良し悪しに関わらず、
それが絶対に起こってしまう、というものである。一度見てしまった予知は回避不能であり、上述した通り、それを無理に変えようとすると、
代償と言わんばかりに別のところで良くないことが
「必ず」起こる。
本来起こりうる出来事が起こらず、それが別の場所で起こってしまう、という現象は運命操作、というよりは運命の輪とでもいうべきか。
どちらにせよ、キンギョソウの能力に比べて、能力こそ強力ではあるものの柔軟性は一部例外を除いて(イベント参照)皆無と言ってもいいだろう。
プロテアの予知と過去 ※重大なキャラクターネタバレ(二名)につき、既知の者もしくはネタバレ上等の者のみ閲覧してください
むかしむかし、とはいえそれ程むかしでもない春庭で、
自分が見た未来を100%と的中させる少女が深き森の世界花の国におりました。
彼女の見た未来は変えることができず、それを無理に変えようとすると、
代償として別のところで良くないことが起きてしまうものでした。
しかしある日、その少女はとある女の子が死んでしまう予知を見てしまいました。
何とか彼女を助けられないか。
そう思った少女は、自らの予知を変えるために行動し、無事に女の子の命は助けられました。
けれど、その運命を変えた代償は決して軽いものではありませんでした。
女の子を救った代償として、
彼女は大事なものを奪われました。
大事な人たちを全部、害虫に奪われてしまいました。
しかし、彼女は決して、女の子にそのことを一切話しませんでした。
そのことを知った女の子は少女の優しさに感銘を受け、そして恩返しをしたいと思い、
彼女を守るために花騎士となり、親衛隊となるのでした。
そして女の子もまた、少女が自分に話さなかったことを既に知っていることを隠し、
少女を守り続けるのでした。
そんな、それ程むかしでもない、春庭ではよくある、悲しくも優しい物語。
プロテアはヤマモガシ科ヤマモガシ亜科の属の一つで、ギリシャ神話の変幻自在の神プロテウスにちなむ
中でも南アフリカ共和国の南西部に多く分布する
Protea synaroidesは大きく立派な花姿から「キングプロテア」と呼ばれ
大事なところをコケと包帯で隠して超火力でワンパンされる
なお北米版では実装名としてこのKing Proteaを使用している
他の種も含めて主な分布は南〜熱帯アフリカで、115種類ほどが自生している
樹高は数十cm〜数mになる常緑の低木で、花はキク科のような頭状花序になっている
花持ちするためアレンジメントに使われることもあるが、大きいと直径20cmになる大型の花であるため、一般的な切り花・仏花や小さい生け花では選ばれない
栄養繁殖(株分け)が難しいため、繁殖は基本的に種蒔きに頼る
イギリスなどの業者が販売しており種の入手は可能だが、栽培のために温室を組んであげる必要があることと、発芽から開花までに5年以上必要となる
花言葉は「王者の風格」、「豊かな心」、「自由自在」、「栄光」など