まあ説明するまでも無いだろう。バニラアイスによくちょこんと可愛く乗っているシソ科ハッカ属のあの小さい葉っぱである。メントールが含まれるため(むしろメントールの由来)ミント入りといえばスースーするというイメージも強い。
なお関西ではそのせいで歯磨き粉の味がするという理由でチョコミントが嫌いな人が多いそうな
ニホンハッカを指すこともあるが、和名は薄荷。
ハナハッカとは属が違う。
アイス以外にも料理に添えてみたりモヒート(ミント、ライムorレモン、砂糖、ラム酒、ソーダ水orトニックウォーター)にしてみたり、香料として入れたりアロマ焚いたり虫よけにしたり、ハッカ油を採ってみたりいろいろと使える。
メントール余談
オールという語尾のとおりアルコール系の物質である。皮膚の表面にある冷たさを感じる器官にぴったりはまって温度に関係無くひんやりすることで有名。毒性は無いに等しく、ラットでも体重1kgあたり3.3gも接種しなければ死なない体積で胃が破裂して死ぬほうが先
アイヌの涙という入浴剤は大量のメントールを含むため、浴槽いっぱいのお湯に一滴垂らすだけで真夏に冬の北海道旅行ができる(誇張あり)。いくら寒く感じても気温は嘘をつかないので本当に夏に使っても暖房を付けて熱中症で搬送されたりしないように。
そういったイメージからハーブの代表格として良いイメージを持つ人が多いだろうが、実はハーブの中でもミントはそうでもない。
爆発するのだ。
何がって、そりゃもう庭に種を落としたら庭がミントしか生えてない状態になりかねないほどの繁殖力をしている。その様を例えて曰く「
バイオテロ」「
ミント爆弾」
いや〜な姑に別れを告げる時の最後っ屁に撒かれるほどその威力は絶大。
いいかお前ら、ミントを家で育てたいなら絶対に、
絶対に植木鉢かプランターを使えよ!約束だぞ!
バイオテロ仲間としては
ワルナスビや
アイビーなどが居る。間違っても植えるなよ?本当に植えるなよ?
名前の由来はギリシャ神話の冥王ハデスの浮気相手、コキュートス川のニンフのメンテー(ミンター)である。旦那が魅了される美しさに嫉妬した嫁のベルセポネが「草生えろ」で姿を変えたとも、ハデスのストーキングから守ろうとベルセポネが一時的に草生やしたとも言われる。
草にされたメンテーを哀れんだめーおーが芳香を放つミントにしたという説もある