キャラクエ
エピデンドラムをいつものように引っぱって討伐に行くが「ヤツデがニンジン食べたら真面目にやったげる」と言われ、つい口約束をしてしまう。
真面目なヤツデはニンジンを食べられるようにと団長に協力を求めるが失敗・・・というか、油汗を流すヤツデを見かねた団長が横からニンジンを食べてしまった。
結果、いつも通りヤツデはエピデンドラムを引きずって討伐任務へ出かけるのであった
開花キャラクエ
今回ヤツデに託された任務は避難する子供たちの護衛。選出は団長。
あまり子供相手の話は得意ではないため、暴れる子供たちに苦戦したりつい強く言いすぎて怖がらせてしまったりなかなかうまく進まない。
そんな時、彼女の頭をよぎったのは「親しく、子供たちと近い人物」にいつもしている態度。
決して強くはなく、しかしはっきりと。子供たちに一気に言うことを聞かせることに成功し、避難は完了する。
誰を思い浮かべたのか、気づかぬはその場に居たはずの本人だけだった
ヤツデはウコギ科ヤツデ属の常緑低木
20cm以上にもなる大きな葉が
モミジのように裂け、そこから八つ手とついた
ヤツデという名前ではあるが8裂は珍しく、通常7裂か9裂になるようだ
学名は
Fatsia japonicaだが、属名Fatsiaの由来は日本語の「八(古発音:ふぁち、ふぁつ)」または「八手(はっしゅ)」であるとされる
開花は晩秋で散形花序が円錐花序を形成するため、小さい花びらなのに対し木全体での色は花の黄白色がよく目立つ
果実の完熟は次の年の春、熟した実は黒くなる
日本におけるヤツデの分布は関東から西側、海岸に近い森林周辺や日当たりの悪い森林の中である
性質としては丈夫で自生環境から離れても割と大丈夫なため庭木にされることも多い
乾燥葉が八角金盤という生薬として去痰薬に使用されるが、サポニン系の有毒物質を含むため濫用は下痢、嘔吐、溶血のもととなる
この性質を逆に利用し、かつてはウジ虫退治のために使われたこともあるらしい。その頃の名残で古い駅ではトイレの殺虫用に植えられたヤツデが残る場所も
近縁種としては小笠原に分布しハワイでも野生化しているムニンヤツデ(
Fatsia oligocarpella)や台湾に分布するタイワンヤツデ(
Fatsia polycarpa)といったものがある
属間雑種として、
セイヨウキヅタとの間にヤツデのような葉をしたつる植物であるツタヤツデ(ファツヘデラ)がある
エピデンドラム「追記しないとニンジン食べさせるよ」