「私の方が綺麗ではないかしら。そんなサンゴより、私の方が綺麗で、愛らしくて、可愛くないかしら?」
「…………むっすぅ」
上で書かれていた通り、リリオペはまるでおとぎ話の中の人のように神秘的で美しいように見えるかもしれない。
しかし、登場したイベントでまず第一に発した第一声がこれである。
花言葉は「謙遜」。
カイコウズ「でも、こんなにおっきくなかったし、可愛くもなかった気がするなぁ」
リリオペ「私の方が可愛いと思うのだけれど」
カイコウズ「どうしたの?急に」
くじら艇を前にしてのやり取り。この後のカイコウズの純粋な意見が微笑ましい。
花言葉は「謙遜」。
リリオペ「ふん……うさぎなんかに気を取られちゃって。私の方が魅力的なのに。ねえ、カイコウズさん?」
カイコウズ「ウサギ、可愛くて好き!」
リリオペ「むっ……」
カイコウズ「リリオペさんも、綺麗で素敵!
リリオペ「ふふっ。でしょ、でしょ?」
ウサギノオ、ススキのうさぎコンビに出会ってからのやり取り。リリオペの我関せずという姿勢がよく分かる。
花言葉は「謙遜」。
つまりはリリオペは自分が大好きすぎるのである、己の美貌に絶対の自信があり(いやかなり自意識過剰ぎみだが)それにより他者との会話がなかなか上手くいかない。
(カイコウズが居なければ話自体が成り立たなかっただろう
花言葉は「謙遜」。(キレ気味
ここまで花言葉に真っ向から歯向かってくるキャラクターはリリオペ以外に存在しないだろうと断言できる。
クジラ艇のイベントはスノドロを筆頭にした品行方正なキャラクターばかりだったので余計にリリオペのこの性格が際立ち、イベントを引っ掻き回していた。
こういう性格になったのは彼女の生まれが貴族であり、生まれたときから愛され続けてきたからなのだろう。