ようやく
花畑計画の進捗視察に重い腰を上げた団長
そんなわけでコダイバナの入り口、ブレーメン地方にある開拓村にやってきたのだ
開拓前線は花騎士が常駐せず、ブレーメン基地の防衛部隊から定期巡回がやっとの状態
開拓民の連れてきた家畜なんかも迷いこんだ害虫から守らなければならず綱渡りの日々を送っている
視察をしている今この瞬間も、牛が一頭行方不明になって探し回る少女が居た
少女と牛を保護し、一人で少女らを逃がす囮になったホウセンカは害虫の群れに囲まれる
加勢に駆けつけたその時、おや、ホウセンカのようすが・・・!?
ホウセンカは怒り・恐怖に飲まれた時に特に、トリガーハッピーを起こす、まさにそれが今発動した
ホウセンカのすごいところはただの乱射でなく普段より精度が上がるぐらいの弾道制御だが暴走に違いなく本人は嫌悪する
自身の呪術の暴走と違い的確に害虫だけを攻撃するホウセンカを参考にさせろと食い下がるバーベナに根負けした一匹狼は一時的に部隊に入ることになった
それでもこちらの戦力はホウセンカ、アンチューサ、コケモモ、バーベナの4人ぐらいなもの、ホウセンカが発見した害虫の群れに対処するには無謀な戦力である
群れが動き始め、つまり緑のあるブレーメンまたは開拓村に向かうのも時間の問題となり、最低限バーベナだけを護衛に団長は一路ブレーメンへと駆け戻る
開拓村に残った3人はバリケードを築かせ、村人を建物に隠し、迎撃戦の体制を整える
害虫の群れはじわりじわりと村に近付き、脱出するならもはや今が最後・・・
ここで出ずして何が我らの
ハゲ団長か、もちろん一番おいしいタイミングで間に合いますとも、だってこれお花だから!
かくして、明らかに環境のおかしい開拓拠点にツッコミを入れる根拠を無事手に入れた団長は上にナシつけるのであった