編集日時:2023年05月01日(月) 21:53:53履歴
シナモン(肉桂)とは、クスノキ科常緑樹から採取された香辛料である
セイロンニッケイ(Cinnamomum verum)の樹皮やニッケイ(Cinnamomum sieboldii)の根が使われる
ニッケイは国内では南西諸島に自生する
植物としてシナモンと呼ぶ場合、セイロンニッケイを指す(と言いつつ、流通するシナモンの材料はシナニッケイ(C. cassia)だそうだ)
セイロンニッケイと比べ、ニッケイの樹皮の香りは弱いため、あまり材料には向かないらしい
同様に、シナニッケイから作るシナモンもまた違う香りを持つとか(参考・S&B)
スパイスとしては世界最古とも言われており、エジプトのミイラ作りに使われたり、旧約聖書にも出てきたりする
また、セイロンニッケイは単に観葉植物としても栽培される
なお、シナモン属はクマリンを含むため過剰摂取は肝障害の原因となりうるため注意が必要だそうだ