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ブナとは、ブナ科ブナ属の落葉性高木である
九州〜道南まで国内ほぼ全域によく見られる樹木である
日本では橅の字をよく使うが、中国では中国ブナについて「山毛欅」の表記を使う
日本の漢字は腐りやすく役立たない材でるためとされるが、家具材として使われる
漆器においてはケヤキ材の代替品として普及品に不可欠らしい
また、薪やキノコ原木としての利用もある
自然ではブナハリタケやブナシメジといったキノコがブナの朽木から生える
腐りやすい材とは言ったが、同じブナ科の樫やミズナラともどもワイン樽の材料となる
燻製と同じように材によって中身に移る風味が変わるため、味を追求するワイナリーにとっては悩ましい要素になる
果実は広義(ブナ科一般)にはドングリの一種に分類されるが、狭義には単品でブナの実となる
他のドングリ類と比べると、生食できる位に渋味が薄く味がいいようだ
他にも炒るとかクッキーに乗せるとかわりとあれこれぽりぽりされている
30mもの樹高に対し1.5mにも満たない浅い根張りのため倒木時は土ごと全体で倒れやすいほか、アレロパシーによるセルフ蠱毒で弱い個体を間引いている
豪雪への耐性が高いため、日本海側においては純林となる箇所が見られ、くまさんの冬の大事なごはんになる